閑話休題。 |
「キャブオーバー」という 「言葉」 を聞かされると、ムズムズしてくる スバリスト は多いはずだ。なにしろ、戦後間もない昭和24年8月、富士重工業 伊勢崎製作所で、日本初のフレームレスのリヤエンジン・キャブオーバーバス 「ふじ号」 が製作されていて、当時の 伊勢崎製作所 に在籍して、この 「ふじ号」 の設計に携わったのが、百瀬晋六氏 その人なのだ。 |
ところが今回は サンバー の WRブルー 化ばかりか、もうひとつ 「オチ」 が用意されていた。 |
ご覧の通り、とても雰囲気良く仕上がっていて、スバリスト なら、メモリアルとして 1個 持っておいて損はない逸品だ。 |
もうこれだけで、今回の サンバー トラック WRブルー リミテッド のモデル化が 富士重工業 公認、それもかなりの 「肝いり」 で企画されたものであることが明らかだ。まずそこが 「特別」 なのだ。 |
ご覧のように。フロントバンパー 下裏にも、シリアルナンバーが、おそらく 「レーザー彫刻」 だと思われるのだが、その隣にプリントされた 「/1000」 の文字列と、寸分の狂いもなく、美しく刻まれるのだ!
この サンバー トラック WRブルー リミテッド に限って言えば、色とパッケージの変更は通常のライン混流でも対応できるだろうが、台座固定、シール貼付、そして 面倒な シリアルナンバー の刻印 といった作業は、おそらく別ラインで行われたに違いない。 |
作り手が モノ に込める 「魂」 がなければ、それはただの 「モノ」 だ。代用品は他にいくらでもある。 |